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埼玉立てこもり事件

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先日、訪問医が患者宅で殺害されるという衝撃の事件がありました。まだ、事件の核心は不明ですが、犯人が母親の死去で自暴自棄になり、関係者を殺そうとしたようです。

埼玉たてこもり事件・NHK

 以前から、個人の家(居宅)への訪問はリスクがあるなとうすうす思っていましたが、これだけセンセーショナルな事件を突きつけられると、ぎょっとし言葉を失いました。

 私もご家族と治療方針の食い違いでギクシャクすることはあるので、他人事ではありません。良かれと思ってやったことでも、裏目に出て恨まれることもあります。

 今回のように猟銃で撃たれるのはレアなケースと思いますが、包丁で刺される、切り付けられる、鈍器で殴られるなど可能性はあるでしょう。

 それで対策を現在クリニックで考えていますが、なかなかいいのがないですね。防弾ベスト、防刃ベストも隙間に当たって致命傷になることが多いらしいです。日本の警察官も2,3人防弾ベストを着用した状態で、銃で打たれて亡くなっています。

 かといって、99%の方は平穏な一般市民なので、スタンガンなど重装備で威圧しすぎるのもよろしくないですね。

 結局は、まずは2人以上で訪問する。

それプラス防犯スプレーで応戦するなどが現実的かなと思っています。今後もいい対策法探していきたいと思います。

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この記事を書いた人

在宅専門、みなとクリニック院長をしています。吾郷(あごう)と申します。
在宅診療のコツ、日々の気づき、往診医の日常をアップしていきます。

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