訪問診療では皮膚科疾患、特に白癬菌によく出くわします。どうしてもオムツをしている方が多いので、オムツかぶれや、足の水虫、たまに全身に地図状の皮疹が広がっていることがありますね。
先日も、首にできたかぶれにルリコンが使用されていた方がいました。それで、抗真菌薬塗り薬について調べてみたら、びっくり!がーん!自分の知識が時代遅れであったようです。( ゚Д゚)
研修医時代に教わったニゾラール(ケトコナゾール)ばかり使っていましたが、ニゾラールは前時代の物のようですね汗
以下に引用つけておきます。
ざっくり言うと、抗真菌薬の塗り薬は大きく2つ、「イミダゾール系」と「非イミダゾール系」に別れ、イミダゾール系はカンジダ菌、非イミダゾール系は白癬菌に効果があります。
陰部などジュクジュクしたものにはイミダゾール系、足など痂疲を伴ってカサカサしたものには非イミダゾール系といったところでしょうか。
ちなみに非イミダゾール系のクレナフィンは爪外用液専門で、添付文書上「直接鏡検又は培養等に基づき爪白癬であると確定診断された患者に使用すること。」と記載があるので、基本的に皮膚科に紹介となります。
処方しようとすると、薬局に怒られますので注意しましょう。